2011年1月19日水曜日

久しぶりだと酒を食べトイレ立つお正月の匂い故郷

明けましておめでとうございます

2010年もよろしくお願いします。

もうすぐ十三回忌という年の二月、執筆中の旨だけを姉妹の後見人を含めた数人の方にだけ手紙でお知らせしていた。
中学国語どころか句読点まで喪失してしまった上に外国っ子との束の間でも生活で文法をもこんがらせた脳細胞ではまだまだ何年も掛かる〈椿灰〉どころか書き上げられるのかどうかさえ分からない〈夏下冬上〉の為、風説の嘲笑と屈辱に疑問符だけでも投げて、病床にある伯父の名誉から早急に回復させねばならない必要に迫られたからです。
本は愛弟子の娘が言ってくれた心に残る、純粋で穢れない無垢な心根を裏切らない結果で完結させなければいけない。
途中、祖母から情を受けた先生に伯父から伯母、立て続けに亡くなられてしまった。

人生、守りに入ってはならなかった。
記憶喪失なんてのの所為にしてはならない。健忘症でも何でも良いがそうなること自体が、
「ここは何処、わたしは誰」
なんて自分を自分で作ってしまったんだ。



                 
   灯を拗ねて浮世は夢よ幻よ悔し涙も仇討ちできぬ

                  

なんてのは自己満足、倒錯、いや陶酔に過ぎない。



〈28のままに・椿灰・・・裏千家師範のクララは逝った〉〈事実は映画よりも奇なり〉〈夏下冬上〉
体験談はマネキンの、指紋みたいに余分な表現手段から汗みたいに奇異な伝達方法には非ず、目覚まし時計の耳障りな音に圧す出っ張りみたいに、生活には必要不可欠な糧です。
(タイトルの酒は“ささ”と読みます)





(【夏下冬上】のブログに10年01月01日に投稿していた分を移しました)

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